2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

森見登美彦『太陽の塔』とアンドレ・ブルトン『ナジャ』について。

以前、mixiにも少し書いたのですが、『太陽の塔』は『ナジャ』に影響を受けていると思われます。 『ナジャ』(引用は白水uブックス版より。ほかに岩波文庫版もあります)には以下の部分があります。 私とは誰か? ここでとくにひとつの諺を信じるなら、要す…

森見登美彦インタビューなど詰め合わせ。

5万ヒット達成企画として、これまで書いていなかった分を少しですが出してみます。 インタビュー『Hanako West』(2008年10月号) 『夜は短し歩けよ乙女』以降、女性読者が爆発的に増えた。そのことにとまどいもあるという。 「それまで、しょうもないスト…

5万ヒットを達成しました。

いつもご覧頂きましてありがとうございます。これからも頑張ります(*^_^*)

『知らずに他人を傷つける人たち−−モラル・ハラスメントという「大人のいじめ」』(ベスト新書)

この本はインターネットの他人のサイトからの無断引用などが問題になっているらしいのですが、モラル・ハラスメントについてわかりやすい入門書だと思います。 簡単な「モラハラ・チェックリスト」があります。 最後のほうの「モラハラ人間にならないため」…

遠藤智子『デートDV−−愛か暴力か、見抜く力があなたを救う』(KKベストセラーズ)

デートDVについて、簡単なケースをいくつか紹介しつつ、若い方にも読みやすい本に仕上がっています。 特に、「危ない男性を見抜くチェック項目」「こんな彼氏は要注意!というチェックリスト」などが参考になりました。いくつか、「こういうのもデートDV…

森見登美彦先生情報(2008年10月分)

☆ご注意:現在連載中のはずで次号に掲載されるか不明なものもございます。お買い求めの際は店頭などでご確認くださいませ。日付は全て予定です。地域によっては遅れます。 1日。『編集会議』11月号。((株)宣伝会議) 巻頭特集:森見登美彦。書店員も夢中に…

来月か再来月。

Eさんがいらっしゃるのが予定よりも早くなるかもしれません。10月中だと行けるフェアもあるし、それ以降であっても楽しみです(*^_^*) ただ、参考にしようと思って買ってきたタウン誌があまり参考にならないのが残念です。口コミサイトをあちこち見てみま…

藤野美奈子/西研『不美人論』(径書房)

森見登美彦先生のインタビューが掲載された『週刊大衆シャイ!』10月19日号は「彼女がいない」問題と「ブサイク」問題を取り上げていたので、この本を思い出しました。ちょっと内容をご紹介。対談本なので読みやすいです(脱字がやや目立ちますが)。 西 恥…

先生、ジュンパイロをめしあがれ(*^_^*)

どうぞ〜〜 d■(カップのつもり) のどが痛むようでしたら、トローチ◎もどうぞ(*^_^*)http://d.hatena.ne.jp/Tomio/20080925

森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』が舞台化されます!

たのしみですね(*^_^*) 2007年本屋大賞2位・第20回山本周五郎賞を受賞した 森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」(角川書店刊)を 劇団桟敷童子 主宰 東憲司演出で舞台化!◆公演日程◆ 2009年4月 公式サイトはこちら→http://www.duncan.co.jp/web/stage/otom…

主観と客観のずれ(昨日のつづき)。

昨日のエントリをアップしてから思ったのですが、ああいうのは恋愛小説ではけっこう当たり前にでてくることではないかと思いました。 例えば、昨日のエントリの短大講師さんを主人公にしてわたしとの出会いについてややドラマチックに描くと、以下のようにな…

他にも候補をあげました。

「地名+イタリアン」で検索したら、なぜかフレンチレストランもひっかかり、それが「世界的なコンテストでメダル獲得」というシェフのお店らしいのでEさんにお知らせしました。まだまだ探し中。マナーブックを図書館で借りてこようかな^^; そのほか、前回…

森見登美彦インタビュー「モテなくたって楽しい人生、それでいいじゃないですか」(『週刊大衆シャイ!』週刊大衆増刊 10月19日号、双葉社)

たいへん面白かったです(*^_^*) 以下、長いのですが、特によかったところを引用させていただきます。 携帯電話の方へ:「男友達には」から「偉そうに言えませんけど」が引用部分です。 男友達には恵まれ続けた大学生活だった。そんな森見さんにも精神的にキ…

先日から考えていること。

梨花さんから頂いたコメントでちょっと困っていました。梨花さんが島本理生『波打ち際の蛍』のどういうところに興味を持っていらっしゃるのかわからないということもあって。先月の『ダ・ヴィンチ』のインタビューで「今回はまともな男性を書けました」とお…

大森望/豊粼由美『文学賞メッタ斬り! 2008年版 たいへんよくできました編』(パルコ出版)

面白かったです。 森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』が大森氏89点、豊粼氏73点。かなりの高得点でした(*^_^*) このシリーズの前の巻までは持っているのですが、そこで知った読みたい文芸誌のバックナンバーについて図書館で尋ねてみたら「所在不明」でした…

お店選びが難航中。

ふだん食べないのでピザを食べたいという話をしていたら、「イタリアンがお好きだ」ということだったので、Eさんとのお食事会の候補のお店を探し中。なかなか難しいです。駅からタクシー10分というお店を見つけたのですが、わたしはお昼はそんなに食べない…

男性というものはよくわかりません。

この時期になると、同窓会のお知らせがくることが多いのと、来年の年賀状の予約案内があったりするのでちょっと暗くなります。同じゼミだった男性が連絡を取ろうとしてくれなければいいなぁ、と。 なぜかわからないのですが、彼の中では、わたしは「自分に気…

「独身王子よ、婚活へ急げ」(朝日新聞2008年9月13日、土曜be Bujiness)を読んで。

「自分磨き」と「出会い」のふたつのポイントのうち、「自分磨き」についてちょっと書きます。 わたしも友人が少ないので人のことは言えないのですが、ときどき不思議に思うことがあります。 例えば、「恋人ができない」「結婚できない」とかいうことで悩ん…

井村恭一「フル母」(『文學界』2008年5月号)、島本理生、村上春樹、森見登美彦など

※かなりきついことを書いていますので、気に障る方もいらっしゃるかと思います。ご注意ください。 前作「不在の姉」(『文學界』2004年9月号、第132回芥川賞候補)に続いて、名前などは異なるものの、また犬とふとった姉が登場します。この作品も「純文学っ…

『健全な肉体に狂気は宿る−−生きづらさの正体』(角川oneテーマ21)

この新書は対談形式ということで、読みやすくて面白かったです(*^_^*) 第六章「まずは身体に訊け」の以下の部分が特に印象に残りました。 内田 やっぱり身体に訊いてみるしかないわけです。だから、学生にもよく言うんですよ。「とにかくデートしなさい」と…

「或る失恋の記録」(『yom yom』vol.6)

とても面白かったですよ(*^_^*) 大鳥誠二なる人物が「豆太郎通信」というコピー誌を作り始めてからのお話です。 本筋とは関係ないのですが、河瀬みどりが「ぜひ手伝わせてください」と電話をかけてきたところが気になりました。 彼は女性に対して人一倍の憧…

「クロコダイルの午睡」(『大きな熊が来る前に、おやすみ。』所収、新潮社)

この短篇はなかなか面白かったです。 主人公の女の子の独白部分で気になるところがありました。 ああ、と私は心の中で痛感した。私は、この子のことが嫌いだ。それも彼女だけが嫌いなんじゃなく、彼女に代表されるような、苦労もせずに与えられた平和の中で…

森見登美彦先生のインタビューが3件。

1)現在発売中の『ダ・ヴィンチ』10月号に『美女と竹林』刊行記念インタビューが掲載されています。 2)同上。おすすめの古典を5作あげていらっしゃいます。 3)「楽天ブックス」に『美女と竹林』刊行記念インタビューが掲載されています。 先生、真面目…

森見登美彦「恋文の技術」第十二話 最終回(『asta*』2008年10月号)

(注:以下はわたし個人の感想で、この小説からの引用ではありません。) せんせい は また じつりょくはにんきさっか への とっきゅうかたみちきっぷ を てにいれた !>すすむコマンド? 最終回は「伊吹夏子さんへの手紙」でした! とてもとてもよかったで…

本好きを魅了する関西人作家たち。(『Hanako WEST』2008年10月号)

森見登美彦先生、万城目学先生、西加奈子先生のインタビューが掲載されています。 特に、登美彦先生は「ユーモアと奇想がますます冴える関西人作家人気を引っ張るエース。」として紹介されていて、窓越しの竹林をバックに笑顔でうつっているお写真がとてもよ…

森見登美彦先生は12月の角川文庫編集長です!!

2008年4月から2009年3月まで、月替わりで12名の作家が【角川文庫編集長】に就任します。書店店頭でのフェアはもちろんのこと、雑誌や角川文庫の携帯サイト【ちょっくらぶ】、角川書店のウェブサイト【web KADOKAWA】などでの特集企画がめじろ押し!【ちょっく…