遠藤智子『デートDV−−愛か暴力か、見抜く力があなたを救う』(KKベストセラーズ)

  • デートDVについて、簡単なケースをいくつか紹介しつつ、若い方にも読みやすい本に仕上がっています。
  • 特に、「危ない男性を見抜くチェック項目」「こんな彼氏は要注意!というチェックリスト」などが参考になりました。いくつか、「こういうのもデートDVなの?」と思う方も多いであろう項目と思ったことなどを以下にあげてみました。

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  • 一日中、大量の電話やメールを送りつける。すぐに対応しないと怒る。どこで、何をしているか一日中、知りたがる。
    • 知り合って間もない男性で、こういう方がいらっしゃいました。「勤務中は携帯電話は利用できない規則になっている」と伝えても、「そんなことあるか!」と言われました。
    • また、ネットを初めて間もない頃にメッセンジャーに誘ってくださった男性が、わたしが立ち上げるなりすぐに話し掛けてくるということが毎日続いたことがありました。それもとても怖かったので一切の交流を絶たせていただきました。
    • 知り合って間もない、つきあっているわけでもない女性に対してこれでは、恋人にはいったいどういう行動をとるものなのか……。
  • 表彰されるなど、女性が目立つとひがむ
    • 男尊女卑の考え方。あなたが彼より目立つと「懲らしめる」行動に出かねません。
    • けっこう多いです。特に、わたしのほうが偏差値の高い大学をでているとか、パソコンが得意だったりすると、「生意気」「協調性がない」などと悪口を言われたりします。
  • 服やヘアスタイルなど自分の好みを押し付ける
    • 服装は個人の自己表現です。それに口出しすることは、あなたを彼の「着せ替え人形」にしたいと考えているといえます。
    • これも、つきあっているわけでもなくて相手がわたしを好きで近づいてきているのだと思われるのに、「髪を伸ばしているか」と言ってきた男性がいました。いったいなんだったのでしょうか。おとなしそうだからでしょうか。
  • 名前を呼び捨てにする
    • 彼らは呼び捨てにすることで、主従関係を刷り込もうとします。呼び捨てにされた瞬間、重大な危険がせまりつつあると察するべきかもしれません。
    • ひとつ上の男性がこれでした。なにかがきっかけでわたしが彼に気があるとでも思ったのか……。とても怖かったです。