『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)

わたしはいつも人間関係に悩んでいるのですが、この水島広子先生の『女子の人間関係』は面白かったです。

この本では、いわゆる女性の嫌な部分を「女」と呼んでいるのですが、そういう部分が「他人から傷付けられてきた人たちの特徴」と共通している、と書いています。
そう考えると、女性に限らず男性でも「女」度の高い人はけっこういるなあと思います。

そういう風に今まで出会った方々を考えてみると、やっと何となく腑に落ちるところがありました。

よその都会の方々からすると、田舎者同士で何を言っているんだ、そういうのが田舎者の証拠なんだ、と思うでしょうが、こちら(東北地方の某県庁所在地)に他市町村から働きに来ている農家出身の同僚や、元ヤンキーのような新人指導担当の上司などから、無視されたり、些細な事でチクッときたりすることがありました。
こちらでは、私の歳ではまだ首都圏の四大卒は少ないので(そもそも当時は進学校の女子の定員も少なかったですし)、普段の私はかなり無口です。
それで、農家出身の同僚に農作物を頂いたりすると、慌てて同程度の価格帯でお返しを買いに行ってきてお返しをしたりします。とても気を遣います。

この本で良いところは、彼らへの「対処法」が載っているところです。もちろん、他人である自分がそこまで(傷付いている)相手をいたわらないといけないのか、と思うのならしなくても良いのですが、私はそういう事を知りたかったのでとても良かったです。

男性は男性で色々と大変でしょうが(男性向けのこういう人間関係の本ってあるのでしょうか。ビジネス書で扱う物もあるのかな?)、またこれから新しく働きに出ないといけないわたしにはとても参考になりました。

この著書が気に入ったので、他にも読みたい本があります。これから楽しみです。