どうしようかな。

本を数冊注文したのと、図書館で予約しようかと思っているのですが、ここで取り上げるのにはちょっと問題があるかもしれません。
島本理生作品をいくつか読んでみてどうにもひっかかるので、連載中に途中まで読んでびっくりした最新作『波打ち際の蛍』を読むとしたらもう少しきちんと勉強したいと思っています。それで先日から「デートDV」や「モラル・ハラスメント」についてちょっと調べているところです。
ただ、どうしても「この作家さんの今まで生きてきたものが反映されているのだろう」、はっきり言うと、「それを越えるのは難しいのだろう」ということになると思います。あちこちの読書感想を拝見していると、やはりあとの方で蛍(主人公が恋することになる男性)がひどいことをしていたらしいので、連載当初の予想通り「DV男から逃れてきたのにまたいくらかましかもしれないがあまりよくないDV男と……」みたいなパターンなのだと思われます。
一応、女性主人公の視点から書いているので、だらしないといえばだらしないこの女性の「怖いけれども、またわたしは恋に落ちてしまう!!」みたいな感情に同調して読める方であればのれるのではないでしょうか。単に、自分がお酒に弱いこともあって最初にお酒を買うところでひいてしまったけれど、そうではない方々からするとけっこう当たり前のことなのかもしれませんし。
とにかく、いつになるかわかりませんが、もう少しちゃんと感想を書きたいと思わせる作家さんではあります。