森見登美彦「真夏の人々」(『小説新潮』2008年9月号)

  • まず、この号の表紙の先生のお写真が本当に「真面目そうな好青年」という感じで好感が持てます(*^_^*)
    • なんとなく、これから恋人さんのお宅においでになって「お嬢さんをください!」とおっしゃるところ、といってもおかしくないような緊張感が伝わってくるようです。
    • 表紙は柴田ゆう先生のイラストもとても可愛くて、このおかげで畠中恵先生の作品を手に取る方も多いだろうなぁと改めて思わされます。
  • 作品も、とても面白かったですよ(*^_^*)
    • ネタバレになってしまうのであまり書けませんが、水玉ブリーフの男をめぐる物語です。
    • あの『新釈 走れメロス』の芹名や芽野が登場します。
    • 先生にしてはふつうの現代の学生さんの言葉遣いで、そこがめずらしかったですね。
  • p.287では「私のベストファンタジー」というアンケートに答えていらっしゃいます。
    • 小さい頃の読書は大切なんだなぁと思いました。わたしは小さい頃はなんの本が好きだったかなぁ。高校生以上なら、『細雪』が一番かもしれません。
  • 全然関係ないのですが、もしも今度また発熱されたら、全薬工業株式会社の『新小児ジキニンシロップ』(安売り店だと1本400円くらい)をおすすめいたします。我が家では父かわたしが発熱したらこれを食後に一本飲んで休むとすぐによくなります。ジュンパイロのような気分が味わえる、甘いおいしい液体ですよ(*^_^*)

http://d.hatena.ne.jp/Tomio/20080822