特集 森見登美彦 拝啓 太宰治さま(『Feel Love』vol.8、祥伝社ムック)

注:最新号ではありません。

神山健治氏との対談や「太宰×森見登美彦 シンクロ略年譜」などがありますが、もっとも面白かったところを。

登美彦氏への質問函

中村うさぎさん(作家)
Q 森見さんにとって「女」とは、どもような生き物ですか?
A 「怖い生き物」と言われているけれども、怖さがわかるほどその生態に詳しくないので、いつその怖さを知ることになるのだろうと思うといっそう怖く思います。

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登美彦氏の奥方
Q 登美彦氏が情死したい、もしくは情死してもいい女優さんは誰ですか?
A 情死しません。いくらワタクシが「きれいだなあ」と言っているからといって、それとこれとは話が別であります。

Q 登美彦氏が情死したい、もしくは情死してもいい女流作家さんは誰ですか?
A 情死しません。無茶な質問ですなあ。

Q 登美彦氏が情死したい、もしくは情死してもいい食べ物は何ですか?
A 情死しません。玉子ごはんと情死するわけにはいかぬ。

Q 登美彦氏が情死したい、もしくは情死してもいい本とは何ですか?
A 情死しません。そこまで本に惚れるというのは、それはそれですごい。でも、しない。

Q 登美彦氏が情死するなら、どのようなシチュエーションがいいですか?
A 情死しません。しかし、「情死」じゃなくて、もし死ぬならば新緑の森の中がよろしい。

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白川浩介さん(オリオン書房ノルテ店)

Q 太宰治の「モテ」について、忌憚のないご意見を頂戴できれば幸いです。
A 太宰のようなモテ方は、なんだかあんまりうらやましい気がしません。

Q 「山月記」や「藪の中」は中国や日本の古典を下敷きにした小説ですが、
そういった明治文学以前の「古典」を下敷きにした小説をお書きになるおつもりはありますか?
A できたらいいなあと思うものが二つ。一つは長期的な漠然とした目標。もう一つはそんなに先のことでもない具体的な目標です。しかし、詳細は秘密です。

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小泉真規子さん(紀伊國屋書店梅田本店)

Q 森見さんのかぐや姫は、いままでの作品の中の女子でいうと誰に似ていますか? もしくはもうモデルになっている作品もあったりして……。
A 申し訳ありませんが、ノーコメントです。

Q 美女の条件とは? あえて三つ挙げるなら……。
A 本を読むこと、黒髪であること、鎖骨が美しいこと。

奥様も面白いですね(*^_^*)

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