森見登美彦先生が朝日新聞(2009年1月6日)の取材に答えていらっしゃいます。

連載「感情模索」第4回、「背伸びは嫌『草食系男子』」というタイトルです。
以下、引用をば。

 このタイプの男性が増えれば、恋愛の描かれ方も変わる。文学の世界では、濃厚な性愛描写を避ける作品が目立ってきた。「ハリー・ポッター」シリーズが大人の読者を獲得したように、代わって人気なのがファンタジー系の文学だ。
 『夜は短し歩けよ乙女』など、若者に人気のファンタジーを数多く書いている作家の森見登美彦さんは、性愛の場面を描くことに、照れがあるという。「もともと僕が文章を書き始めたのは、母に喜んでもらいたかったから。性愛を描くことは恥ずかしいし、内面のもやもやをぶつけるというような、文学青年的動機で書き始めたわけでもない。古い小説が好きなので、露骨に書くのは下品というすりこみもある」
 『夜は短し〜』は、黒髪の乙女に恋をする大学生の物語。若い男性の妄想も描かれるが、決して生々しくはない。「僕にとって、男女のほれたはれたはあくまで物語を一貫させるためのもの。むしろ、その周辺の『阿呆な騒動』や『不思議な出来事』を描きたい」

なんとなく違うような気はするものの、これで読者が増えれば結果オーライ! なむなむ(*^_^*)
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ちなみに、当日記での『草食系男子の恋愛学』についての感想などはid:dareka-backroom:20081021にあります。