森見登美彦「ヨイヤマ万華鏡」第一話「宵山姉妹」(『小説すばる』3月号)

  • 今月号は<ガーリー〜GIRLIE〜特集>号!!そして「乙女のための短編小説」特集に作品が掲載されています。おおー。この目次のお写真はなかなか良いほうではないでしょうか。左隣の方はけっこう撮られ慣れている感じですね。センセイ、さわやかでういういしいなぁ。
  • この「宵山姉妹」は「ヨイヤマ万華鏡」という新シリーズの第一話。
  • この挿絵、好みです。女の子たちが可愛いですね。
  • 京都弁が良かったです。やっぱりうちのほう(東北弁)とは違うなぁ。いい感じ。
  • 比喩表現で「まるで○○のような××」というのが多くてちょっと気になったので、もうひとひねり欲しいような気がいたしました。[追記:主人公の小学生視点だからでしょうか……。]
  • センセイには単行本未収録の「金魚鉢をのぞく子ども」という作品もおありですが、やはり金魚がお好きなのでしょうか。
  • いま『ダ・ヴィンチ』で第一部が終了した「舞姫 テレプシコーラ」(バレエを学ぶ少女たちのお話)を思い出しました。なので、最後のほうで妹がビルの谷間から浮かび上がるところでははらはらしました。
  • 小説すばる』はけっこう読みやすいですね。他の作家さんの作品もゆっくり読んでいっています。今号では同じ日本ファンタジーノベル大賞受賞者の仁木英之さんのコラムが掲載されていますね。『小説新潮』のコラムも面白かったのですが、こういう「自分をネタに笑いをとる」ものが得意な方なのかもしれません。ヴェジマイト、ひとなめだったらなめてみたいような気がしないでもありません。栄養ドリンク自体は結構好きなのですが、ユンケル入りの味噌みたいな味って想像がつきません。
  • 次回の「ヨイヤマ万華鏡」はどういうお話なのでしょうか。楽しみです。
  • 小説宝石』は近辺の書店には入荷しないようなので、まだ入手しておりません。来週クリニックに行くついでに購入できると思います。