『クローズド・ノート』

ネタバレになるので内容について触れられないのですが、妙に気になる点が多かったです。「見知らぬ異性をいきなり部屋に入れるだろうか」「いきなり訪問するだろうか」「そう都合よく同時に同じ場所に現れるだろうか」とか、そんな都合のよすぎるところが。あと、「いまの教師だったら『子供』ではなく、『子ども』あるいは『こども』と表記するだろう(差別問題が絡んでいるので)」というようなところも。灰谷健次郎の『太陽の子』とか、「伊吹*1賞」をあげるところなども違和感がありました。ああいう先生はちょっとわたしにはつらいかも……。「先生の『頑張ろうね』がつらい」という不登校の子の気持ちがちょっとわかります。
あと、伊勢谷友介は魅力的だと思いますが(ああいうルックスは好みです)、どうしても「ちょっと怖い」「こういうひとに惚れてはいけない」という気がします。
でも、たぶん、こういう感想は日記だから書けるので、感想を聞かせてと言われているお友達には「うん、感動モノだね」と言ってすませるような気がします。

*1:先生の名前